関東学院大学戦略的プロジェクト研究 研究成果報告会・公開シンポジウム


「廃棄物リサイクル(生活と産業、政策)に関する学際的研究」研究成果報告会を開催(2016.11.29)


 関東学院大学戦略的プロジェクト研究「廃棄物リサイクル(生活と産業、政策)に関する学際的研究」の研究成果報告会を、11月29日(火)、金沢八景(室の木)キャンパスにて開催しました。
 本プロジェクト研究は、2013年度〜2015年度にかけて、本学人間共生学部、理工学部、法学部の教員および米国とドイツの研究機関と共同で実施された学際的研究です。
 今回の研究成果報告会では、3年間の研究成果の最終報告として、プロジェクトメンバーより下記の3件の研究報告がなされました。

 1.繊維強化プラスチックのリサイクル研究
    佐野 慶一郎(人間共生学部 教授/研究代表者)
 2.加硫ゴムの分解リサイクルの研究
    香西 博明(理工学部 教授)
 3.リサイクル燃料を用いたディーゼル内燃機関の研究
    武田 克彦(理工学部 准教授)

 本プロジェクト研究では、〜^欟化プラスチックのマテリアルリサイクル、加硫ゴムのケミカルリサイクル、G儡プラスチック分解油のサーマルリサイクルと、それぞれ異なる対象とアプローチを用いて、リサイクル手法の実証的研究が試みられました。
 参加した学生たちは、それぞれの報告について熱心に聴講していました。
 今回報告された研究成果に基づき、本学におけるリサイクル研究の更なる発展が期待されます。

   

   


研究成果報告会「新しいめっき技術の創生と評価」を開催(2016.6.20)


 関東学院大学戦略的プロジェクト研究「非水溶液溶媒を用いた新規めっき技術による機能材料の創生」の研究成果報告会として、6月20日(月)、金沢八景キャンパスにて、「新しいめっき技術の創生と評価」と題した研究報告会を開催しました。
⇒ポスターはコチラ

 研究報告会では、プロジェクトメンバーより2件の報告がなされました。

 1.非懸濁液からの複合めっき膜の作製と評価
   小岩 一郎(研究代表者/理工学部 教授)
 2.非水溶媒からのアルミニウムめっき膜の作製と評価
   渡辺 宣朗(理工学部 助教)

 本プロジェクト研究は、2013年度〜2015年度にかけて、理工学部化学学系の教員・助手・大学院生によって実施されました。今回の研究報告会では、3年間の研究成果の最終報告がなされ、参加した学生・教職員は、それぞれの報告について熱心に聴講していました。  今回報告された研究成果に基づき、今後の本学におけるめっき分野の研究の更なる発展が期待されます。

   

   


「ICTによる人と情報のネットワークは地域変革を起こせるか」研究成果報告会を開催(2016.2.15)


 関東学院大学戦略的プロジェクト研究「ICTによる人と情報のネットワークは地域変革を起こせるか〜6学部によるフィージビリティスタディ〜」の研究成果報告会を、2月15日(月)、金沢八景キャンパスにて開催しました。
 報告会では、プロジェクトメンバーより以下5件の報告がなされました。

 1.全体活動報告
 水井 潔(理工学部 教授/研究代表者)
 2.経済実験の実施について
 中泉 拓也(経済学部 教授)
 3.追浜空き家プロジェクトについて
 兼子 朋也(人間環境学部 准教授)
 4.逗子アートプロジェクトについて
 兼子 朋也
 5.自治体等における「萌え」の活用について
 岡嶋 裕史(中央大学 総合政策学部 准教授)

 まず研究代表者である水井氏より、本戦略的プロジェクト研究のスタートからこれまでの進捗状況について、全体を総括した報告がなされました。
 中泉氏からは、本学の学生を対象とした経済実験についての説明がなされ、他大学の学生との相違、またパキスタンで実施した同様の実験結果との相違が紹介されました。
 兼子氏からは、人間環境学部環境デザイン学科の取り組みと連動して行われた横須賀市追浜地区における空き家の活用プロジェクトについて報告がなされました。また、「平成27年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業」に採択されている「相模湾・三浦半島アート・リンク―地域発アートプロジェクトを育て支える人材の育成と交流―」の一環としても実施されている地域のアートプロジェクトの担い手となる人材の育成や企画展示の実践について、逗子アートフェスティバルを中心に紹介がなされました。
 最後に岡嶋氏からは、「萌えキャラ」の政治的・行政的な利用について、台湾総統選やISの擬人化等のインターネット戦略、また地方自治体のアニメコンテンツとのコラボレーションの事例が紹介されました。

 本戦略的プロジェクト研究は、関東学院大学が地域にとって必要な存在として協働し発展するための実践的な可能性を探る試みとして行われてきました。今回報告された各事例については、今後の更なる展開が期待されます。



「サービス・ラーニングと大学での学びを有機的に結びつけるカリキュラムの構築に向けて」を開催(2015.11.14)



  関東学院大学戦略的プロジェクト研究「サービス・ラーニングと大学での学びを有機的に結びつけるカリキュラムの構築に向けて」の研究成果報告会(第1部)を、11月14日(土)、金沢八景キャンパスにて開催しました。
 また当日は、キリスト教と文化研究所公開シンポジウム「Serve The World ― サービス・ラーニングを通しての社会貢献」(第2部)も同時開催されました。
イベントポスター(PDF)

 第1部の研究成果報告会では、以下3件の報告・発表がされました。

 1.「サービス・ラーニングと大学での学びを有機的に結びつけるカリキュラム構築に向けて―研究の経緯と背景」
 所澤 保孝(本学名誉教授)
 2.「大学教養教育でサービス・ラーニングを取り入れた授業」
 リサ G. ボンド(建築・環境学部 教授)
 3.「教員養成にサービス・ラーニングを取り入れる―アメリカの事例から」
 細谷 早里(経済学部 教授)

 まず所澤氏からは、本プロジェクト研究に至る経緯から2011年度〜2013年度までの戦略的プロジェクト研究(第1期)及び2014年度戦略的プロジェクト研究(第2期)の概要と研究成果が報告されました。本プロジェクト研究を通じて、本学の「建学の精神」及び「校訓(人になれ、奉仕せよ)」の教育における今日的な具現化のため、歴史的、理論的、実践的研究の結果、サービス・ラーニングの重要性が説明されました。
 次にボンド氏からは、本学におけるサービス・ラーニングの実践として、2014年度に建築・環境学部で開講された英語の授業での取り組みが紹介されました。1年間(2セメスター)の取り組みを通じて、サービス(実践)とラーニング(学習)のバランスの重要性、及び学生たちが地域と関わっていくうえで、英語をはじめとした外国語学習の必要性をより明確に認識した点などが報告されました。また、今後の課題として、サービス・ラーニングをカリキュラムとして実施していくためには、担当教員のみならず社会連携センター等の関連部署との協働が不可欠である点が指摘されました。
 最後に細谷氏からは、サービス・ラーニングを教員養成に取り入れるという観点から、我が国における昨今の教員養成状況、サービス・ラーニングに関する理論的分析、海外とくにアメリカにおける先行事例、さらに日本国内における参考となる事例の紹介がなされました。また、これから目指すべき教員養成として、サービス・ラーニングを通しての社会の多様性への対応や地域との連携の必要性を理解すること、さらに次世代の子どもたちを共感や社会的責任を持った大人へと教育するための人間性の涵養が提案されました。

 続いて行われた第2部のキリスト教と文化研究所公開シンポジウムでは、ゲストスピーカーをお招きして、以下2件の報告がなされました。

 1.「ICUのサービス・ラーニング」
 黒沼 敦子(国際基督教大学 サービス・ラーニングセンター コーディネーター・講師)
 2.「Off Campus Program―つくば市をキャンパスにした社会力育成―」
 武田 直樹(筑波学院大学 社会力コーディネーター)
   
 両氏からは、ICU及び筑波学院大学、それぞれのサービス・ラーニングの取り組みをご紹介いただき、また運営体制、今後の目標や課題といった外部からではうかがい知れない貴重な情報をご提供いただきました。

 さらに後半のパネルディスカッションでは、ゲストスピーカーのお二人に加えて、立山 徳子氏(本学 社会連携センター長/人間環境学部 教授)がパネラーとして登壇しました。
 パネルディスカッションは、立山氏からの質問に対してゲストスピーカーのお二人にそれぞれご回答いただく形で進行されました。ゲストスピーカーからのご回答からは、サービス・ラーニングの実践における効果や課題、その解決のための実例について、対外的、教学的、教育的等さまざまな側面から具体的なエピソードが語られ、来場した参加者の方々も興味深く耳を傾けていました。

 サービス・ラーニングに関する研究と実践は、今後も、キリスト教と文化研究所を中心に継続されます。今回の研究成果報告会及び公開シンポジウムで得られた貴重な成果が、大学全体における新たな発展として展開されることが期待されます。



講演会「ドイツでの炭素繊維複合材の利用とリサイクル」を開催(2015.5.23)


 関東学院大学では、総合的かつ学際的な研究の促進を目的とした戦略的プロジェクト研究のひとつとして、2013年度より「廃棄物リサイクル(生活と産業、政策)に関する学際的研究」を進めております。

 5月23日(土)、本プロジェクト研究の活動として、ドイツより共同研究者のトーマス・ロイスマン博士(ドイツ社団法人チューリンゲン繊維プラスチック研究所(TITK) 繊維材料部副部長)を招聘し、本学金沢八景キャンパスにて、「ドイツでの炭素繊維複合材の利用とリサイクル」講演会を開催いたしました。

 ドイツでは、新しい自動車複合材料や燃料、ならびにリサイクル技術の研究開発が積極的に行われています。講演では、自動車用炭素繊維のリサイクル研究について、ロイスマン博士の所属するTITKにおいて、工場からの廃炭素繊維を自動車の内装部品にリサイクルする技術をBMW社と共同開発し実用化した例などの説明がなされました。

 また後半の質疑応答では、出席者、ロイスマン博士及び本プロジェクト研究メンバーとの意見交換も行われました。

 今回の講演会で得ることのできた認識は、今後の本プロジェクト研究の研究成果として反映されることが期待されます。

   

   



公開シンポジウム「東アジアの安全保障と共同体」を開催(2015.3.26)


  関東学院大学戦略的プロジェクト研究「東アジアの安全保障と近代化のあり方に関する研究」の2014年度研究成果報告会として、3月26日(木)、本学関内メディアセンターにて、公開シンポジウム「東アジアの安全保障と共同体」を開催しました。

 前半の講演では、日本、中国、韓国、朝鮮大学校(北朝鮮からは招聘が難しいため)から、それぞれの研究者が報告を行いました。
 4名の報告については、以下の通りです。

  日 本 : 林 博史(本学経済学部教授)「東アジアの安全保障と領土問題・歴史認識」
  中 国 : 張 允起(北京大学政府管理学院准教授)「思想史から見てきた東アジアにおける日本の対外意識」
  韓 国 : 河 棕文(韓信大学日本学科教授)「韓日関係、「植民地責任」、東アジア」
  朝 鮮 : 高 演義(朝鮮大学校客員教授)「朝鮮半島の平和と東アジア共同体のために〜在日朝鮮人の立ち位置から〜」

 また後半の質疑応答では、ご出席いただいた研究者、学生、市民の方々と講演者及び本プロジェクト研究メンバーとの活発な意見交換が行われました。

 本プロジェクト研究は、これまで東アジア、とくに日中韓の過去と現在に目を向け、東アジア共同体の可能性と現実性を検討してきました。今回のシンポジウムでは、東アジアの現状を分析し歴史認識を掘り下げることによって、日本、中国、南北朝鮮における平和・友好のアジア共同体への可能性の検討を試みました。

 今日、日中、日韓、日朝の関係は大変厳しい状況に置かれています。このような状況の中で、日本、中国、韓国、北朝鮮の研究者が同じ席に着いて、今日的課題である「東アジアの安全保障と共同体」を参加した4ヵ国の立場から論じ、報告と討論を通じて、その共通認識として「植民地責任と歴史認識」問題を共有できた意義は大きいと考えます。今回のシンポジウムで共有できた認識や成果は、今後の本プロジェクト研究等に反映されることが期待されます。